脳情報発信所

過去に、gooブログに書いた記事を移植したものです

考える大脳と反射する小脳、動眼反射

慣れない仕事は、大脳が考えながら計画を練り、これを実行する。

慣れてくると、その仕事を小脳に移す。

つまり、大脳が考えた仕事のモデル(ひな型)を小脳に移す。

例えば、前庭動眼反射については、

頭が動くと、三半規管がその動きを感じ、その動き情報を大脳に送る。

その信号が小脳に伝わり、そこのニューロンの指令で、目の筋肉を自動的に反対方向に動かす。

このようにして、頭が動くと、ちょうどその分だけ目を反対側に動かして補正する。

実はカメラの補正機能も同じことをしている。

この反射機能によって、揺れる電車の中でも、目は活字から離れずに本が読める。