脳情報発信所

過去に、gooブログに書いた記事を移植したものです

随意運動から無意識運動へ

大脳が随意運動をするときには、大脳はその結果をフィードバックして、自ら正しく動いたかどうかチェックしながら慎重にやっていく。

それを小脳が脇からモニターして片っ端から学習して記憶する。

小脳が記憶してしまうと、もう大脳の慎重なフィードバックは無用になって小脳まかせで無意識のうちに行動できる。

試行錯誤の練習中には、大脳中心に、感覚情報、筋肉情報のフィードバックによる学習なので、ゆっくり進む。

しかし、脳(小脳)内に、モデルが完成すると、その後は、そのモデルが中心になって、フィードフォワード制御で、スピーディーに行動できる。

モデルが自動的・無意識的に制御するので、勝手に、意識しないで、行動できる。

これは、機会の中に、自動制御できるソフトウェアを組み込んだのと同じことである。