2020-11-08から1日間の記事一覧
神経細胞が発火する頻度は、1ヘルツ(=1秒間に1回)から250ヘルツまでの幅がある。発火頻度が高ければ高いほど意識が現れやすい。発火頻度(ヘルツ)と意識との間には相関関係がある。全体的な脳波状態とは別に、神経細胞が集中的に発火している部分もあり、そ…
意識の随伴現象論は、「意識は脳の副産物に過ぎず、行動には何の結果も及ぼさない」、という。 その大きな根拠としては、「自発的な行動の0.5秒前に、大脳皮質で準備電位」という波のような変化が起こっている。意識的な決定の0.5秒前に、脳の方ではすでに動…
液晶ディスプレイでは、赤・緑・青の3つのサブ画素(サブ・ドット)のそれぞれの輝度を制御することで多様な色を生み出している。つまり、私たちは、テレビ画面やパソコン画面に画素(ドット・点)がついたり消えたりしている現象を見て、きれいな女性がセクシー…
クリストフ・コッホ(Christof Koch, 1956年11月13日 – )はアメリカ、カリフォルニア工科大学で活躍する神経科学者 意識の探求―神経科学からのアプローチ (上) =クリストフ・コッホ著「意識の探求」は、「脳?意識」の問題に対して、どのような神経科学的な…
神経細胞一つの活動では、意識に入ってこない。まとまった神経細胞が同時に活発になるくらい強い刺激になって初めて意識される。反応する神経細胞がどんどん増えていき、ある数を超えるところで、意識に到達する。無意識段階で、かなりの事柄が処理されてい…
大脳皮質の体性感覚野の神経細胞は、身体に加えられた物理刺激に反応する。身体各部と各細胞の対応関係は比較的はっきりしている。 10)中指を消失すると、それへの刺激に反応していた細胞が、隣接の人差し指や薬指に対する刺激に反応するようになる。中指に…