社会的上下関係を持つサルが餌を食べている状況において、
社会的に他個体とつながっていない(つまり、その時点で社会的競合関係にない)場合には、
左頭頂葉の神経細胞は、他者の運動・行動にはほとんど反応せず、自分の右手の動きにしか反応しない。つまり、自分の手しか映し出さない。
ところが、それらのサルが、社会的競合関係に入った場合には、頭頂葉の神経細胞は適応的に反応特性を変える。
具体的には、今までの自分の右手に対する反応性を弱めて、社会的競合関係にある他者の行動にも反応するようになる。
参考資料→(私のブログ)「道具使用と頭頂葉との関係」
参考資料→(私のブログ)「階層的な情報処理」
参考資料→(私のブログ)「頭頂葉と空間関係」