脳情報発信所

過去に、gooブログに書いた記事を移植したものです

ノックアウトマウスと分子生物学

脳の中ではたくさんの化学物質(100をはるかに超える)が作用し合っている。

その内の多くが「タンパク質」(fromWikipedia)である。

タンパク質はDNAにコードされた「遺伝情報を元に」細胞内で作られる。

それ故に、そのコードされた「遺伝情報を破壊」すれば、特定のタンパク質は作られない。

そのようなマウスを「ノックアウトマウス」と呼ぶ。

例えば、CAMキナーゼⅡという「酵素」(fromWikipedia)を作れないようにしたノックアウトマウスは、記憶能力が著しく阻害される。

このようにして、特定の酵素やタンパク質などを作れないようにしたノックアウトマウスによって、それらの「機能が特定」できる。

史上最強図解これならわかる!分子生物学

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脳・神経科学の研究ガイド

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  • 発売日: 2013/02/08
  • メディア: 単行本