その「扁桃体」へは、あらゆる感覚連合野(内臓感覚も含む)からの情報が流れ込む。
その情報をすべて統合して、さらに記憶情報とも照合した上で、生物学的な価値評価を与えるのが扁桃体の役割である。
例えば、扁桃体には、食べられるものに反応し、食べられないものに反応しない細胞がある。
これは細胞が「食べられる」という抽象概念(価値評価)を持つことを意味する。
参考資料→(私のブログ)「大脳辺縁系が担当する情動」
参考資料→(私のブログ)「心における「扁桃体」と「海馬」の役割」
参考資料→(私のブログ)「早く成熟する扁桃体」
参考資料→(私のブログ)「概念が生まれる前から扁桃体に組み込まれて」
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