脳情報発信所

過去に、gooブログに書いた記事を移植したものです

2020-12-08から1日間の記事一覧

脳は一つのことしか集中できない

「スウェーデンの天才が語る「スマホ」真のヤバさ ポケットに入っているだけで集中力がそがれる」からの引用。「同時に複数の業務を処理していくマルチタスクは仕事の生産性が高まる理想の働き方のように思える」 「スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン氏に…

飲酒による注意力低下の原因がやっと解明

飲酒による注意力低下の原因がやっと解明される!ADHDなどの治療にも」からの引用。「エタノールが脳内で集中力を高める「ノルアドレナリン」の生成をブロックする」 「何かに集中したいとき、または椅子から立ち上がって活動的になるとき、脳幹はノルアドレナリ…

オキシトシンホルモンは何者なのか

オキシトシンホルモンは、女性が赤ちゃんを産むとき(分娩時)に子宮の収縮を誘発する。 また、お母さんのお乳を出すのを助ける。視床下部のオキシトシン神経細胞は、側坐核に送っている。オキシトシンホルモンの匂いを嗅ぐと相手を信用しやすくなる。ハタネズ…

強化学習と報酬に関わる脳部位

対人関係における信用を含めた報酬予測では、線条体が関与する。強化学習理論では、線条体と側坐核が、報酬予測や自らの報酬予測の正しさを評価する主要部位である。報酬予測や自らの報酬予測の正しさを評価する主要部位である尾状核は、あらかじめ与えられ…

違いを判別できる時間幅

「赤い光」を10㍉秒間照らし、そのすぐ後に「緑の光」を10㍉秒間照らす。 そうすると、赤い光の後に緑の光があったとは感じずに一定した「黄色の光」が続いたと感じられる。 赤+緑=黄次に、「青い光」を20㍉秒間照らし、そのすぐ後に「黄色の光」を20㍉秒…

心における「扁桃体」と「海馬」の役割

心は、 1)情(周囲の状況に対する価値判断/扁桃体)と 2)知(周囲の状況に対する認知/海馬)から成り立つ。情(情動行動)は、「扁桃体を中心」として、情動系ループと中脳・延髄のモノアミン(ドーパミン、セロトニンなど)神経細胞群とが相互に影響し合って制御…