脳情報発信所

過去に、gooブログに書いた記事を移植したものです

小脳は大脳よりも多い?

大脳の下部、脳幹の後ろに、こぶのように張り出した130グラムの小脳には、大脳の神経細胞よりもはるかに多い神経細胞がある。

具体的には、大脳皮質の細胞数は140億で、小脳では1000億以上もある。

小脳の代表的な機能は、動作をスムーズに行うために、たくさんの筋肉が協力し合い、調和を保って動かせる調節をすることである。

しかし、実際に協調的調和的運動を遂行させるだけではなく、

例えば、テニスのイメージトレーニングをさせる場合でも、小脳が非常に活発に活動する。

つまり、小脳は体で覚える記憶(手続き記憶・運動記憶)の座である。

スポーツやゲームや道順の記憶をする。

Newton別冊『脳とは何か』 (ニュートン別冊)

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