大脳の下部、脳幹の後ろに、こぶのように張り出した130グラムの小脳には、大脳の神経細胞よりもはるかに多い神経細胞がある。
具体的には、大脳皮質の細胞数は140億で、小脳では1000億以上もある。
小脳の代表的な機能は、動作をスムーズに行うために、たくさんの筋肉が協力し合い、調和を保って動かせる調節をすることである。
しかし、実際に協調的調和的運動を遂行させるだけではなく、
例えば、テニスのイメージトレーニングをさせる場合でも、小脳が非常に活発に活動する。
つまり、小脳は体で覚える記憶(手続き記憶・運動記憶)の座である。
スポーツやゲームや道順の記憶をする。
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