脳情報発信所

過去に、gooブログに書いた記事を移植したものです

歌を歌う鳴禽類

人と同じように、多種多様な音を出すことができて、個体同士が音でコミュニケートするのは、鳥類の鳴禽類だけである。

参考資料→「「歌う鳥」の脳、人間の言語能力を解明する手がかりに」=from"WIRED VISION"

1)人と鳥のみが二足歩行をしている。

2)人も鳥も良く共鳴する長い気道が真っ直ぐに伸びている。

人の言葉をまねすることができるのは、「インコ」と「オウム」と「九官鳥」だけである。

鳴禽類が鳴く歌には、「構造」があり、「内容」がある。

例えば、「アカカナリア」は、音素の組み合わせでシラブル(音節)を作り、そのシラブルを集めてフレーズ(単語)を作り、それをさまざまに並べて歌(文章)を作る。

「ヨシキリ」は、10くらいのフレーズの組み合わせで、何百もの歌のレパートリーを持つ。

「コトドリ」は、鳥の鳴き声・人の声はもちろん、車のクラクション、チェンソーの起動音、カメラの連写ドライブ音などまで真似する。

なお、「W・H・ソープ」による「言葉」(言語)についての定義。
1)命題的(明確な伝達内容)
2)統辞的(語順が構造的で、一種の文法が成立している)
3)目的性を備えている。

魯肉飯のさえずり

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