前適応説は、言語を一つの認知機構として取り扱わず、言語を構成する要素となる下位の認知機構がいくつも融合して出現した、融合機能だと考える。
それぞれの下位機能は漸進的に少しずつ自然淘汰で進化した。
それらが融合して言語を成したのは進化の歴史からすれば、一瞬の出来事で、融合の過程自体には自然淘汰は関与していない。
- 作者:リチャード・ドーキンス
- メディア: 単行本
自然淘汰論から中立進化論へ―進化学のパラダイム転換 (叢書コムニス10)
- 作者:斎藤 成也
- 発売日: 2009/12/22
- メディア: 単行本