脳情報発信所

過去に、gooブログに書いた記事を移植したものです

頭頂葉と空間関係

頭頂葉は、視覚意識に重要な役割を果たすが、左右の頭頂葉を失っても、視野全体が無視されて視覚が完全に失われる事態にはならない。

バリント症候群は、単一の物体を長時間執拗に見続ける。他のすべてが無視され、その物体しか見えない。他のものとの相対的な位置関係を答えられない。

頭頂葉は、物体どうしの空間関係をコードし、知覚世界に秩序を与える。

参考資料→(私のブログ)1)「頭頂葉の損傷で失認する」2)「自分の肉体という知覚・認識が生まれるためには」