脳情報発信所

過去に、gooブログに書いた記事を移植したものです

階層構造的反射

「考えて結論を出す大脳皮質に対して、反射は思考不要で正確な判断を下している。そうした働きを担う反射は、思考以前に完成された生物としての基本的な神経機構であって、膨大なエネルギーを消費する大脳皮質を煩わせることなく生命維持を果たしていくための省エネルギー対策なのだ」出典(引用元)を失念した。

これは逆立ちである。

条件反射には必ず土台になる無条件反射が必要。無条件反射という土台の上に条件反射が重層される。

すべての情報信号は途中で無条件反射を起こしたりしながら、結局は大脳皮質まで上り、条件結合は大脳皮質で起こる。

大脳皮質がなくても条件反射は残るし、新しい条件反射を形成することもできる。ただし、その程度はきわめて弱い。

条件付けのモデル生物としての意味ではアメフラシなどにも起こる。また、2006年には東北大学の研究によりゴキブリにも起こることがわかった(fromWikipedia)。

つまり、大脳皮質などの高次の脳部位がなくても、条件付けはできる。

宇宙の基本方式(基本原理)は、「階層構造的積み上げ方式」である。