「神経回路網」の変化とは、主に1)「シナプス」の増減であり、2)「軸索」による配線の増減である。
軸索や樹状突起が、損傷したり変性した場合には、トカゲの尻尾のように、発芽して新たに再生する。
つまり、神経回路網は再生する。
脳損傷によって生じた、運動や言語の麻痺が、次第に回復するのは、損傷部位の周囲にあるニューロンが発芽して新たな回路網が作られるためである。
発芽によって新たなシナプスが形成されることをシナプス発芽という。学習や環境変化によってもシナプス発芽が生じる。
軸索の伸長やシナプスの形成は、学習や経験により促進される。
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