「体性感覚野」に作られている、自分の身体に関する表象である「身体地図」は可塑的に変化する。
例えば、サルが熊手を使い餌をとるようになると、手先に置かれた餌に反応していた体性感覚野のニューロンが、熊手の先に置かれた餌にも反応するようになる。
つまり、熊手を身体の一部であるかのように認識する。
これを敷衍すると、自動車に乗り慣れると、自動車を身体の一部として認識するのかも知れない。
野球選手の脳(体性感覚野)は、バットやグローブを身体の一部として認識しているかも知れない。
参考資料→「J-STORE (「心の内」を計測する 体性感覚と視覚の統
脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいくわけ
- 作者:ブレイクスリー,サンドラ,ブレイクスリー,マシュー
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: 単行本