脳情報発信所

過去に、gooブログに書いた記事を移植したものです

違いを判別できる時間幅

「赤い光」を10㍉秒間照らし、そのすぐ後に「緑の光」を10㍉秒間照らす。
そうすると、赤い光の後に緑の光があったとは感じずに一定した「黄色の光」が続いたと感じられる。
赤+緑=黄

次に、「青い光」を20㍉秒間照らし、そのすぐ後に「黄色の光」を20㍉秒間照らす。
そうすると、青い光の後に黄色の光があったとは感じずに一定した白色の光が続いたと感じられる。
これは、青+黄(=赤+緑)=白

なお、「光の三原色」は、「赤」「緑」「青」。三色合わせると「白」。

「緑の光」を500㍉秒間照らし、そのすぐ後に「赤の光」を500㍉秒間照らすと、緑の光の後に赤の光があった、緑が赤に変化したと感じる。

これは「分離と合成の違いが、分析能力に依存」しているとも言える。

10㍉秒や20㍉秒の時間差は、独立分離したものとは見ない、見なせないのだろう。

参考資料→(私のブログ)「意識へ到達する情報とは」

参考資料→(私のブログ)「時間的づれ」

補足。アニメや映画は、24コマ/秒で撮影される。
ミリ秒とは、時間の単位のひとつで、1,000分の1秒である。
1秒÷24コマ=0.0416666667。つまり、1コマは、41㍉秒である。
41㍉秒毎に1枚ずつ、少しずつ変化する静止画を見ても、独立分離した静止画とは見ないで、一連の流れるような動きに見える。