- 作者:シュウォーツ,ジェフリー・M.,ベグレイ,シャロン
- 発売日: 2004/06/01
- メディア: 単行本
脳の中で最も進化した部位であり、自発的な活動をする能力、他に気を散らさずに一つの仕事に集中する能力の源泉である。
背外側前頭前野の損傷が大きいと、文字通り自動人間になり、環境からの信号に反射的に反応するだけで、特定の行動を選べない。
前頭葉(背外側前頭前野)ロボトミー手術を受けた人は、目の前にメガネがあれば自動的にかけ、食べ物を出されれば食べる。
好きなときにある行動をしていいと言われると、行動しようという決断に伴って、背外側前頭前野の活動が活発になる。
背外側前頭前野は、脳のいろいろな場所から感覚的、概念的な情報を取り込み、あれこれ手を加えて活動のための観念を作り出す。
意識されている計画や意図は、前頭前野で生み出される。特に関わりが深いのは、作業記憶の本拠地である背外側前頭前野である。
「心が脳を変える」(byジェフリー・シュウォーツfromサンマーク出版)から抜粋引用。