脳情報発信所

過去に、gooブログに書いた記事を移植したものです

観察者の関与、ゼノン効果

「ゼノン効果」は、間を置かず繰り返して観察すると、量子(原子)の属性(性質)がフリーズ(固定化)し、その状態に留まり続ける。見ていなければ起こったはずの展開が妨げられる。

「量子ゼノン効果というものがあるんだそうである。初期状態から別の状態に遷移する可能性が高い不安定な量子力学系では、観測の頻度を増やせば増やすほど遷移の確率が減る、つまり系はそのまま凍り付くのだという。」

強く言えば、観察行為が、自然に変化してゆく物質(量子)の変化を止めてしまう。この量子物理学で確認されたこの事実が、どの範囲にまで敷衍できるかである。古典物理学世界にまで敷衍していいものかどうか。

「観測の頻度を増やせば増やすほど遷移の確率が減る」のは、観察行為が量子に影響を与えている。そして、物質は全て量子で構成されている。

なお、原子や電子は、粒子としての特徴をもつと同時に波としての特徴をもつ。光や電波のような電磁波もまた、波としての性質を持つと同時に粒子としての特徴をもつ。このような波と粒子の両方の性質をもっているものを量子とよぶ。