脳情報発信所

過去に、gooブログに書いた記事を移植したものです

性同一性障害と分界条床核の大きさ

1)「性同一性障害:中1女子が男子として通学へ」=from"毎日jp(毎日新聞)"

2)「質問なるほドリ:性同一性障害って、どういうことなの?=回答・丹野恒一」=from"毎日jp(毎日新聞)"
「体の性別と心の性別が一致せずに悩むこと」

性同一性障害の「原因としてはさまざまな学説がありますが、まだはっきりとは解明されていません」。

「人間は、自分の性が何であるかを意思とは無関係に認識している。多くの場合は無意識に確信していて、その認識を他人の強制や自らの自由意思で変えることはできない」

「身体の性とも染色体型とも別個に「自己の性に関する確信」が存在する」

性自認がどのようにして定まるのかについて
1)「後天説は「生まれたときには人間の性自認は中性である。生まれてから自分の身体の性を認識することと、周囲からその性に応じた扱いを受けることにより男女いずれかに分化する」というものであり、

2)先天説は「脳の中に性自認を形作る仕組みが存在し、先天的に決定されている」というものである。」

その内で、「先天説が有力である」。

「男性と女性は生まれつき脳の構造が一部異なっていることが判明した。
例えば、人間の性行動に関わりの深い分界条床核の大きさを調べると、男性のものは女性のものよりも有意に大きい」

引用from「性自認」(Wikipedia)