第一次視覚野と第二次視覚野のニューロン活動は、意識している内容ではなく、網膜に映されている内容のみによって決定される。つまり、意識内容ではなく網膜刺激を反映する。
第四次視覚野では、約40%のニューロンは、知覚に伴って発火頻度を変化させる。
下側頭葉(IT)と上側頭溝では、刺激間の競合はこのレベルではすでに解消し、知覚内容と一致する。
側頭葉内側部には、知覚される内容だけで、知覚されない無意識内容は見つからない。
無意識内容とは、ボトムアップ情報。
意識内容とは、トップダウン情報。
- 作者:棚橋 隆彦
- 発売日: 2005/09/01
- メディア: 単行本